書:親方
建築は「建物」だけではなく、「人」とのつながりをつくる仕事
5月15日、京都府建築士会青年部会の総会に参加してきました。
2016年に入会してから、気が付けば10年。
久しぶりに京都だけでなく近畿各地の建築士仲間とも再会することができ、改めて「人とのつながり」の大切さを感じる一日となりました。
建築士会で学んだ10年間
空風工務店は「大工さんの工務店」として活動していますが、僕自身は建築士としても日々学び続けています。
建築士会へ入会した当時は、自分の会社を少しでも良くしたいという思いで参加していました。
しかし10年が経った今振り返ると、得られたものは知識だけではありません。
全国や近畿の仲間との出会い。
地域を良くしたいという想いを持つ建築士との交流。
そして、建築という仕事が「家を建てること」だけではなく、「地域を守り、人を育てること」にもつながっているという考え方です。
空風工務店が地域密着で仕事を続けられているのも、こうした学びが大きく影響しています。
新しい部長、新しいスタート
今回の総会では、原部長から藤山部長へと部長が交代されました。
新しい体制がスタートし、青年部会もまた新しい一歩を踏み出します。
組織は人が変わることで新しい風が吹きます。
これは会社も同じです。
私たち空風工務店でも、若い大工たちが少しずつ成長し、新しい役割へ挑戦しています。
世代が変わっても、大切にしたい想いは受け継ぎながら、新しい価値を生み出していく。
そんな姿勢は、建築士会からも多く学ばせていただいています。
建築好きにはたまらない会場「東華菜館 本店」
今回の総会会場は、京都らしい特別な場所でした。
会場となったのは、京都・四条大橋のたもとにある東華菜館 本店。
建築好きなら一度は訪れたい名建築です。
この建物は、近江兄弟社や学校・教会建築など数多くの作品を残した建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計し、大正15年(1926年)に西洋料理店として建築されました。
その後、北京料理店として生まれ変わり、現在まで多くの人に愛され続けています。
館内には、日本で現存する最古のエレベーターが今も稼働しており、約100年前の技術を実際に体感できます。
スパニッシュ・バロック様式の重厚な装飾や細かな意匠を眺めながら食事を楽しめる空間は、まさに建築そのものがごちそうでした。
普段は施工する立場ですが、こうして歴史ある建築に触れる時間は、自分自身の感性を磨く大切な時間でもあります。
建物を残すことも、大工を育てることも未来への仕事
僕はよく、
「リフォーム会社を経営しているのではなく、次の時代の大工を育てる会社を経営している。」
と話しています。
歴史ある建築物が100年近く大切に受け継がれてきたように、私たちも技術や想いを次の世代へ受け継いでいかなければなりません。
良い建物は、良い職人がいてこそ残り続けます。
そして良い職人は、人との出会いや学びによって育ちます。
これからも建築士会での学びを会社へ持ち帰り、大樹や陸をはじめとする若い大工たちへ伝えながら、地域に必要とされる工務店を目指していきます。
学びを現場へ地域へ
空風工務店では、住宅リフォームやリノベーションだけでなく、「学び続けること」も仕事の一つだと考えています。
現場だけでは得られない知識や人とのつながりを、お客様への提案や施工品質へ還元していく。
それが地域に根差した工務店の役割だと考えています。
住まいのことはもちろん、「こんなこと相談してもいいのかな?」ということでも、お気軽にご相談ください。
これからも学び続ける大工集団として、一歩ずつ成長してまいります。
京都市西京区の空風工務店では、リフォーム・リノベーションだけでなく、建築士としての知識と大工の技術を活かした住まいづくりを行っています。京都府建築士会での学びや歴史ある建築から得た経験を現場へ還元し、お客様へより良い提案を心掛けています。京都市でリフォームや工務店、大工への相談をご検討の方は、地域密着の空風工務店へお気軽にお問い合わせください。
