ムラテックKDSさん

　大工さんの工務店として、カッターやスケールなどのモニターをさせていただいています。メーカーはムラテックKDSさん。KDSという名は創業時の社名、【京都度器製作所】（きょうとどきせいさくしょ）からの由来らしく、つまり京都の会社です。

　きっかけは商品企画やデザインを担当している方からのお問い合わせでした。弊社ホームページをご拝見いただき、大工さんの工務店として京都で活動している僕らに、実際に使用している中での使い方や要望について、直接お聞きしたいとの事でお話をいただきました。

　最初はスケール(コンベックス)、カッター、レーザー墨出し器、これらをどこのメーカーのどんな物を使っているか？というアンケートからでした。アンケートに答えるとスケールとカッターをご提供いただきました。そこから1ヶ月程商品を使用させていただき、良い点、悪い点、改善点を現場に来ていただき、直接お話させていただきました。

　僕のスケールへの考えは、安いスケールを痛んだらすぐに交換という質よりは量をとっていました。若い頃は良いスケールを長く使うという、『こだわり』みたいなのがありましたが、年を重ねる事に合理性を求めていったのかと思います。空風工務店が大切にしている『カッコいい大工集団』のカッコいい大工は道具にこだわっているだろうをモニターになる事で気付かせていただきました。3人分のスケールとカッターをご提供頂き、スケールは親方特権で僕が先に色を選びました。見たことないピンク色、カッコ良すぎる。もちろん機能性もバツグンで、剛立厚テープって名の通りテープの粘り強さと何よりも厚爪の名の通りの爪の強さが使い勝手を加速させます。値段はそこそこして、元々僕が使っていたKDSのスケールからはおよそ4倍のお値段ですが、うたい文句は10倍長持ち、実際に使用してみると4倍以上に感じます。

　与えてもらうだけでなく弊社理念の通り、『ありがとうにありがとう』で取り組みます。使い勝手の良し悪しや改善点の要望など、使用する事で感じる『もっとこうなら』をカッコいい大工さんの立場で、ムラテックKDSさんにお伝えしていければと思います。

　空風工務店の約規の5番に『より多くの愛を与え、より多くの愛をもらえ』という項目があります。すべてのことは己の為、一人では何も出来ない、与えられたこと、環境への感謝の気持ちを忘れるな、と書いてあります。結局、良い事も悪い事もすべては自分の為になる、つまり事、環境すべてに感謝し、貰うのでなく与えなさい、結果的に与えらる事になる、という意味です。カッコいい大工として与えてもらう以上に与えられる大工を目指していきます。

　今期の空風工務店のスローガンは『BIG SMILE』最高の笑顔で、最高の笑顔になれる事、環境を関わるすべての人に与えられるように、今期も残す所４か月走り続けます。